中指の下は土星丘と呼ばれます。
別名「勤勉の丘」ともいわれ、この丘が適度に発達している人は「誠実」な人です。
そして運命線や感情線・半円の線などいろいろな線が表われる場所でも。
今回は中指の下の土星丘に現れる、線について見ていきたいと思います。
中指の下(土星丘)に表れる線や半円・トライデント
土星環
土星環
中指の付け根を囲むように現れる、半円形の線を土星環といいます。
土星環を持つ人は、好奇心や探求心が強く、粘り強いタイプ。
手相家の島田さんは『アブノーマル線』と呼び、変わり者の相とされています。
その訳は、自分の得意な分野や好きな分野に強いこだわりを持ち、探求し続けることからです。
土星丘には孤独性という意味もあり、一人でいることがあまり苦にならないとか。
人とは違った視点で新しいものを作ることや、ユニークな発想ができることなど。
新しいものを開拓する研究者・クリエイターなどに多い手相です。
実際に、芸能界やクリエイティブな世界で活躍されている著名人には土星環をお持ちの方が多いのです。
土星環に加えて、他の線とのかかわりを見ることで、どんな分野に関心があるのかや、今の状態がわかります。
①ー1垂れ下がった土星環
こちらのように土星環が垂れ下がっている場合は、土星環のもつ意味がさらに強くなります。
土星環を持つ人は、元々野心が強い一面がありますが、それが歯止めが効かなくなる要素をはらんでいます。
このタイプの土星環に加えて、太陽線に複数のクロスがあると、ギャンブルなどにはまり抜け出せなくなる可能性がありそうです。
抜け出せなくなりそうと少しでも危険を感じたら、立ち止まり自分を見つめる勇気を持ちましょう。
また、周りの信頼のおける人に相談するなどし、危険を回避できるとよいですね。
土星環やそのほかの環紋については、こちらでも紹介していますのでよろしかったらご覧くださいね♪
タレント線(社交線・アピール線)
人差し指と中指の間から、斜め下にカーブして伸びる線で、「社交線」と呼ばれます。別名ではタレント線・アピール線・自己顕示線とも言われます。
この線を持つ人は、自己アピールが上手く魅力的で目立つ存在。、
わがままでマイペースという一面もありますが、個性的なふるまいは周りから注目されるでしょう。
魅力的で良くも悪くも目立つ個性派ですが、人付き合いも上手でリーダーシップもあるので、社会の中で活躍できる人です。
自分の得意な分野でのスペシャリストや、エンターテイメントの分野にも向いているタイプです。
金星環(金性帯・ヴィーナスライン)
人差し指と中指の間と、薬指と小指の間を囲むように伸びる半円の線を金星環(金性帯)と呼ばれます。
くっきりと1本の線であらわれることは珍しく、数本の線がキレギレに表れるのがほとんどです。
別名ではヴォーナスラインとも言われ、愛と美を象徴するとされる線です。
この線を持つ人は、美意識が高く繊細で細やかな愛情を持ち、精神レベルも高いタイプ。
精神的な面も外見も魅力的な人が多いとされます。
金星環については、こちらでも紹介していますのでよろしかったらご覧くださいね♪
千金紋
千金紋は生命線の出発点あたりから、中指の付け根に向かって伸びるリング状の線です。
財運を招く相で、諦めないで努力を続けることで運気が開ける大吉相。
手相家の島田さんは、『なりあがり線』『人生投げたらあきま線』とも言われます。
今は経済的に厳しい状況であっても、努力や忍耐で出世したり、才能アイデアが認められて大成功し経済的な苦境から脱出できる可能性があります。
突如ブレークした若手芸人などには、この相が多いそうです。
1本の線がはっきり出ているのが理想ですが、細い線やキレギレの線でも、簡単に表れる線ではありません。
この線を見つけたら、これまでの努力の方向性が間違っていなかったことを教えるものなので、諦めずに努力を重ねていきましょう。
千金紋については、こちらでも紹介していますのでよろしかったらご覧くださいね♪
感情線のタイプ
1.感情線の先が中指の付け根に入り込むタイプ
中指の付け根に先端が入り込むタイプの感情線です。
感情線は急なカーブになればなるほど、情熱家であることを示すもの。
このタイプの感情線の持ち主は、愛情関係で盲目的になりやすい傾向があります。
恋をすると並外れた情熱から全てをなげうっても、相手を手に入れたいと思うでしょう。
ですが、何がなんでも手に入れたいと手段を選ばずに行動するなど、自分本位になってしまうことも。
大きくカーブした感情線が鎖状や乱れた線の場合は、恋愛のもつれや不倫などで、抜き差しならない状況に陥ることもあるので注意しましょう。
また一つのことにのめり込みやすいので騙されやすい一面もありそうです。
2.土星丘の下で終わる直線的で短い感情線
中指の下または、そこまで伸びない感情線は、短い感情線となります。
短い感情線をもつ人は、クールで冷静沈着なタイプ。
客観的に物事を見ることができ、状況判断力にも優れています。
自分の価値観や考えを強く表現せず、聞き上手なので、周りの人から信頼され相談を受けることが多い傾向です。
ですが、冷静沈着で感情をおもてに出さないことが、冷たいとか計算高い人とみられることもありそう。
ときには、自分の感情を素直に感じるままに表現することも大切です。
恋愛面でも落ち着いた関係を望むでしょう。
土星丘に届く運命線のタイプ
1.中指に届くはっきりした運命線
中指の付け根まで届くはっきりした運命線を持つ人は、運も意志も強いリーダータイプです。
『天下筋』と呼ばれる手相で、自分の強い意志に基づき努力を重ねることで成功し、人の上にたつ大変強運な人です。
この相の人で、太陽線も表れていると、あらゆる困難を乗り越えて目標を達成し出世していくでしょう。太陽線がない場合は、努力家ながらも、上昇志向や気の強さが災いする可能性があります。
線がはっきりと濃く刻まれているほど、その作用が強く現れそうです。
女性がこの手相をもっている場合は、専業主婦には向いていないといえます。
キャリアウーマンで生き生きと活躍するタイプに多いです。
結婚後も一線で働き続けたいという意志が尊重される場合は、家庭と職場の両立も可能でしょう。
女性は未亡人になりやすいとも言われますが、それは必ずしも当てはまりません。
運命線のその他のパターンについては、こちらでご紹介していますので、よろしかったらご覧くださいね♪
2.中指の第三関節まで届く長い運命線
大変珍しい手相で、波乱にとんだ運命をたどる可能性が高いとされています。
『天下筋』とも呼ばれ、政治家や実業家などの業界でトップにたつ人に多い相です。
ですが、良くも悪くも浮き沈みの激しい運命になるでしょう。
溢れる向上心や強い気持ちから、力量を超えた野心を持つため、事業などで失敗することが多いタイプ。
一代で築いた権勢や資産も、挫折によって悲運に終わることもありそうです。
女性がこの相を持っていた場合は、気が強く結婚すると、夫を従えるパターンが多いとも。
また、若くして未亡人になる相とも言われます。
『天下筋』を持っていたとされる、豊臣秀吉の手相については、こちらをご覧ください♪
3.感情線から伸びる運命線
感情線の上あたりから土星丘に向かって伸びる運命線は、人生の後半から大活躍する相です。
運命線がしっかりと出ている期間は、多忙になることを示すもの。
若いころには努力しても芽が出なかった人も、晩年になって努力が報われ認められるでしょう。
サラリーマンをしていた人は、定年やその前後に何かの役職について活躍することが考えられます。リタイヤ後に働くなど、良くも悪くも忙しくなりそうです。
健康管理をしっかりすれば、充実した生活を送れるでしょう。
4.頭脳線から土星丘に伸びる運命線
頭脳線から始まる運命線は才能を活かし運を開いていくタイプです。
頭脳線と運命線の交わる35歳前後から、能力を発揮し活躍していけるでしょう。
これまで努力を重ねてきたことが認められて、開運することを暗示。得意な分野の研究や資格試験などで、良い結果が得られそうです。
このタイプの相に加えて、太陽丘が適度に発達していたり太陽線があるとさらに大きな成功の可能性があります。
5.土星丘に届くキレギレの運命線
この運命線は、本当に自分がやりたい仕事や生き方を追い求めるタイプです。
刺激的で変化や多様性がある人生を歩んでいく傾向があります。
いろいろな経験や挑戦をすることで人生経験を積み、生きるべき道を見つけていく人が多い傾向です。
ですが、性格的には、飽きやすかったり流されやすい傾向があるので、目的意識を強く持つことが大切。
キレギレの運命線が細い場合は、やりがいを感じる仕事や生き方を時間をかけて模索する人です。
運命線のトライデント
運命線の終点がフォークのように枝分かれしいている『トライデント』は、大開運を暗示する吉相。
50歳以降の晩年も活躍できる開運長寿の手相です。
若いころから努力してきたことが、晩年になって花開き大きな成功をおさめることもありそうです。
このタイプの相は、晩年になっても好奇心旺盛でチャレンジ精神の強い人で、晩年になっても気力や体力が衰えないので、長寿の人が多いです。
また若いころから、勢いのよい運命線を持つ方が多く、3本の線が濃くはっきりしているほど幸運の度合いが高いものです。
枝分かれした3本の線が細くなったり、とぎれとぎれになると注意が必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。